顎関節症という名前を聞いたことはあるものの、自分がその症状に当てはまっているのかいまいちわからないない…という方のために、簡単にできる顎関節症のセルフチェック方法をご紹介いたします。
複数当てはまる場合は専門家に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。
顎周辺の違和感
まずは顎周辺の違和感について。これらの症状がないかセルフチェックをしていきましょう。
①、口が開かないときがある
口が開かない、開こうとすると痛みが走るという場合も顎関節症の可能性が。
顎関節症は常に症状が出るわけではなく、強くストレスを感じたときや炎症を起こしている場合に症状が顕著になることが多いです。
普段は平気なのに「たまに口が開かない」という場合も甘く考えず、顎関節症の可能性を頭の隅っこに入れておきましょう。
症状がひどくなると食事も会話もしにくくなるくらい顎が開きにくくなってしまいます。
②、朝起きたとき顎が開かないときがある
朝起きたとき口を開きにくいという方も要注意。
歯ぎしりが原因で顎関節症になっているかもしれません。
眠っている間に無意識に歯ぎしりをしていると、顎や顔の筋肉に強く負担がかかってしまいます。
その疲れが取れないために朝、口を開けにくくなってしまっているのです。
歯ぎしりはマウスピースなどによっても治療が可能ですので、歯科に相談してから専用のマウスピースで歯ぎしりをなくしていくこともおすすめします。
③、指3本分まで口が開かない
人差し指、中指、薬指をくっつけて縦にして口に入れようとしたとき、スムーズに指は口に入りますか?
これよりも口が開かないという場合は顎関節症の疑いがあります。
痛みはないもののなんだか口が開けにくいような気がするという場合は、この3本指でのチェックを行ってみてください。
④、口を大きく開けたときの左右の違和感
まずは口を限界まで大きく開けてみましょう。
通常であればなんの違和感もなく行える簡単な動作ですが、顎関節症の場合は左右のどちらかに違和感を感じることがあります。
顎の関節、顔の筋肉が緊張する(硬くなる)ことで開けにくい方があったり、スムーズに開閉できずカクンと揺れるように開くということが起こります。
⑤、口を閉じたときの左右の顎の揺れ
口を大きく開けたら、今度はゆっくり閉じてみてください。
開けるときに違和感がなくても、閉じるときに違和感が出ることもあります。
顎の関節がズレていることで、上手くとじることができない、開けるときと同じくカクンと揺れるようにしてとじる、左右どちらかのみにこの揺れが生じるという場合も、顎関節症の可能性が高くなります。
⑥、口を開けたときの音
口を開けたときに音が鳴る、というのは顎関節症の代表的な症状です。
音はカクン、ボキンという骨がなるような大きな音のこともありますし、グニュ、という違和感のある音、パソコンのマウスを押すときのような小さな音、砂のようなジャリジャリした音がなることもあります。
顎関節にある関節円板という軟骨がズレていることが原因でこのような音がなります。
また、音がなると同時に先ほどご紹介したような顎の揺れを確認できることも。
⑦、舌を出したときのズレ
鏡を顔の正面に起き、口を開けて舌を伸ばしてみてください。
このとき舌はまっすぐ前に伸びていますか?
顎関節症は、顎が左右にズレている、顔がゆがんでいる、または左右の筋肉の使い方が違っているといったことが原因で引き起こされる場合が多いです。
舌がまっすぐに伸びていない場合は、顎の骨格が歪んでいたり筋肉が片方だけ疲れている可能性もあります。
また、舌の左右の高さが違っているという場合も顎関節症の疑いがあります。
顎周辺の痛み
顎周辺の痛みも顎関節症かどうかをチェックする重要なポイントです。どこがどのように痛むのかよく確かめてみてください。
①、ものを噛んだときの顎の痛み
食べ物を食べているときに顎に痛みを感じたことはありますか?
顎関節症は関節円板のズレ、筋肉の使い方が原因で起こりやすくなります。
ものを噛んでいるときはこのズレの影響が顕著に出るようになるので、少し噛んだだけで顎が痛む、また疲れるようになる、といった症状が出ることも。
左右のどちらかでばかりものを噛んでいるという場合も顎に痛みが出やすくなります。
このような生活習慣に心当たりがある方は、左右均等にものを噛むように心がけてください。
②、耳に指を入れて顎を開閉したときの顎の痛み
左右両方の耳に指を入れた状態で顎を大きく開いてみてください。
顎に痛みが生じるようなら、顎関節症の疑いがあります。
耳の穴の前面は、顎関節と近い位置にあります。そこを抑えた状態で顎を開閉することで痛みが生じるようなら、顎の関節円板がゆがんでいる可能性が高いです。
③、頬やこめかみに痛みがある
頬やこめかみには、かみ合わせに必要な筋肉がたくさんあります。
これらの部分が痛むということは、筋肉が緊張しているということ。
筋肉の緊張は顎にも伝わり、今は違和感がなくてもやがて顎関節症の症状が出てくるようになります。
顔の表情をあまり変えない、ストレスを感じているといった場合には顔の筋肉が痛むことがありますので、心当たりはないか考えてみましょう。
④、頭痛や肩こりに常に悩まされている
頭痛や肩こりも顎関節症の前触れ、または副症状として考えられます。
悪い姿勢が続くと頭痛や肩こりといった症状が出やすくなりますが、それらをかばうように無意識の内に体が歪むようになります。
そしてそれは歯のかみ合わせにも少なからず影響が。
長年の姿勢の悪さが顎関節症の症状となって出てきたという可能性もあります。
この場合はまず姿勢を矯正するということから始めなければなりません。猫背や長時間のデスクワークなど、こまめに姿勢を見直す、休憩を取るといった工夫が必要です。
セルフチェックで気になる点が多かったら病院へ相談しよう!
自分でできる顎関節症のセルフチェック方法をご紹介いたしました。
顎が痛い、開けにくいといった症状がすべて顎関節症であるというわけではありませんが、当てはまる項目が多かった方は早めに専門家に相談することをおすすめします。
顎関節症になってしまう原因は一つだけでなく、様々な要因が積み重なって症状となるケースが多いです。
その原因を早く突き止めて治療していくことで、症状の改善を図ることが可能です。
また、小さな子供が顎関節症になることも多いです。お子様が顎の痛みを訴えている場合は、これらの項目に当てはまるかどうか一緒にチェックしてあげましょう。
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