腕が上がらない!「五十肩」と判断されたらやってほしいこと

肩から腕にかけての痛みや洗濯物を干すような腕を上げる動作ができなかったり服を脱いだり着たりするのが痛みのせいで上手くできないし、痛みが出る方の肩を下にして寝れない。というのが多いと言われている五十肩。

 

五十肩や四十肩の症状として、上記のような症状が多いと言われています。ちなみに20代や30代のような少し若い年齢でも現れることもあります。
それは五十肩というのは「肩関節周囲炎」だからです。

痛みは治まってくるが腕が上がらない「慢性期」

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ちなみに発症している症状によって四十肩・五十肩の進行具合を分けてみると、突然痛みが発生してしまう「急性期」と、鈍い痛みと肩の動きが制限される「慢性期」と症状が改善してくる「回復期」があります。

 

五十肩の慢性期は五十肩での痛みが出始めてから約1ヶ月~2ヶ月後に始まります。
肩の痛みは落ち着いているが動きの範囲が狭い状態が続きます。
肩を動かすと痛い。肩が自由に動かなくなりますので腕の筋肉量が落ちてしまい、腕を上げる動きや後ろに回す動作ができなくなります。

 

これは、「肩関節拘縮(こうしゅく)」と呼ばれる運動障害です。着替えや髪を洗うような動作がうまくできないなど、日常生活の動作に支障をきたすようになります

五十肩(慢性期)の期間の目安
慢性期の鈍い痛みは5ヶ月~6ヶ月続く場合があります。慢性期は必要なのは、痛みを感じない範囲で適度に肩を動かすことが大切です。

五十肩・四十肩で押さえておきたい対処法

慢性期になると、痛みはだいぶ治まってくるので無理に動かしたり急に動いたりすると激しい痛みをぶり返す可能性があるので気をつけましょう。
何もしないで放っておくことも徐々に可動域(動きの幅)が狭まってゆき肩を動かすことができなくなるので慢性期の対処で必要なのは、痛みを感じない範囲で適度に肩を動かすことです
急性期に起きた炎症の影響により、筋肉は収縮して硬くなっています。そのため、関節を動かせる範囲が狭まり、腕を動かしにくくなる時期が慢性期。

四十肩や五十肩で腕が上がらないと感じるときは、慢性期である場合が多いでしょう。

*慢性期でどのような運動メニューを行うかは病院や治療院に通院している場合は担当医と詳しく話しあった上で実施してください。

日常生活のほとんどが支障なく過ごせるようになる回復期

・回復期(発症後半年〜1年くらいまで)

痛みが少し残るが、肩を動かせる範囲がだいぶ回復して日常生活のほとんどが支障なく過ごせるようになる。
痛みがほぼない状態なので動かしていくことが大切さて、今まで五十肩・四十肩の症状や時期のお話をしました。
ご自身は大丈夫でしょうか?セルフでできるチェック項目を記載していますので一度チェックしてみましょう。

 

適切な治療を受けられない場合は、治癒まで長引いたり、他の疾患を併発したり、重度の場合は拘縮肩といってずっと痛みと可動域制限が残るケースがあります。

五十肩に効果的なエクササイズをご紹介

胸郭と肩甲骨の動きが悪い方は五十肩の症状が発症しやすく、治りにくい傾向にあります

運動していない方が五十肩になりやすく、運動している人に比べて治るのも遅いと言われており、運動習慣が五十肩の改善・予防に大きく関係しています。

 

そのために、ストレッチなどの運動を行って五十肩を改善していきましょう。具体的には、肩甲骨が正しい動きをしているかどうかをチェックし動かせるようにすること、デスクワークや家事などで動かさず固まってしまった胸郭をほぐしていくことが必要になってきます。

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デスクワークなどで椅子に座ることが多い方はこまめに行うようにしてください。

1、椅子に座った状態で片足を浮かせます。

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2、両手で浮かせた方の膝を抱え背中を少し丸めます。
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3、浮かせた方の足が地面に着くか着かないかのギリギリでキープ

全身の身体を脱力した状態をキープしましょう。

終わったら左右入れ替えて行っていきます。

このエクササイズのポイントはひっかけた腕を少し伸ばすようなイメージで行ってみてください。
固まった肩を剥がしていくような感じですね。

あとはしっかり脱力することで無駄な力も抜けていきますので一度チャレンジしてみてください。

まとめ

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五十肩の症状は「肩から腕にかけての痛み」と「腕の動きが制限されること」がメインであり、運動制限がとくに見られます。五十肩は年代も40歳代から始まり60歳代まで多く見られる。

 

20代、30代でも珍しくありません。自然に治るのではなく痛みが引いた状態で肩の動きはどうなっているのかもチェックポイントです。

痛みがなければ、ついつい「そのうち治るだろう」と放置してしまいますが、症状が悪化してしまい治療に時間がかかることになる場合もあります。

 

日常生活に支障をきたすほどの痛みがある場合は加減をしながらになりますが、基本は動かしていくようにしましょう。

著者

和歌山スマイルはりきゅう整骨院

院長 野鹿瀬 靖識
柔道整復師、鍼灸師、交通事故専門士、JCCA(コアコンディショニング)トレーナー
整体からトレーニング、骨盤・姿勢の矯正や美容鍼灸までオールマイティに施術する整体歴14年のベテラン。

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