「また頭痛…でも今回はちょっと違う」
肩がこっているときに頭痛もする。そんな経験がある方は多いと思います。
でも、「今回の頭痛は薬も効かないし、目の奥まで痛い」そんなときは、少し違った体のサインかもしれません。
実は多い「首こり型頭痛」
特に40代の女性で、事務仕事やPC業務をしている方によく見られるのが、“首の側面や後ろのこりが引き起こす頭痛”です。
こんな特徴がある場合は要注意:
• 頭痛と同時に首や肩がガチガチに固まっている
• 目の奥がズーンと重くなる
• 天気が悪い日や季節の変わり目に悪化する
• 寝たり休んだあとは少し楽になる
• ボルタレンなどの薬が効かない
なぜ首や肩のこりが「目」や「頭」に影響するのか?
肩・首・頭・目は、筋膜や血管、神経の通り道がつながっています。
特に首の横(胸鎖乳突筋)や後頭部の筋肉が緊張すると、
• 頭へ向かう血流が滞る
• 自律神経が乱れる
• 眼精疲労が抜けにくくなる
といった影響が現れやすく、「痛み」「重さ」「ズキズキ感」が長引く要因になります。
「薬が効かない=原因が別にある」というサイン
薬で一時的に症状が治まっても、数日後にまたぶり返す。これは、“表面的な痛み”を抑えても、根本原因が解決されていないためです。
痛みを作り出しているのは、もしかしたら以下のような要素かもしれません:
• 姿勢のクセ(猫背・巻き肩)
• 呼吸の浅さ(デスクワーク中に肩で息をしている)
• 首から目にかけての筋膜の緊張
• 自律神経の乱れ(季節の変化や疲労による)
今日からできる「首まわりリセット習慣」
- 1日数回、首の側面を手のひらで軽くさする(10秒でOK)
- デスクでは“背中を丸めない”意識だけ持つ
- スマホを見る時間を少しだけ減らす(目の疲労軽減)
- 入浴中に“後頭部と首の付け根”にシャワーを当てる
- 呼吸をゆっくり“鼻から吸って、口から吐く”意識を
どれも、すぐに道具なしでできるケアです。
さいごに
その「疲れた感じ」、体の声かもしれません。
「肩こり」「首のこり」「頭痛」「目の奥の痛み」
それぞれバラバラに思えて、実は全部“つながっている”こともあります。
体が送ってくれている信号に、ちょっとだけ目を向けてみてください。
体を整える視点を取り入れていくことで、頭痛の出にくい日常が取り戻せるかもしれません。
体は、静かに「見直してほしいところ」を伝えてくれています。それに気づけたとき、変化が始まるかもしれません。
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