寒い季節にはより一層と辛さを増す冷えですが、特に女性の皆さまほど冷えの症状に悩みやすいですよね。
今回は冷え性についてより掘り下げながら理解を深め、原因と改善方法をご紹介していきたいと思います。
改善方法のご提案は5種ございますので、きっと皆さまにも実践しやすいものが見つかります!
1,「冷え性」と「末端冷え性」の違い
身体全体での寒さは感じていないのに、部分的な冷えを感じる症状のことを冷え性といいます。
冷えが生じる部分によって症状も異なり、特に女性に悩んでいる人が多いものとして挙げられるのが手足の先に症状を抱える末端冷え性ですよね。
1-1 末端冷え性の主な原因
血流の悪化や代謝の悪化が末端冷え性の原因とされています。
冷えだけでなく、むくみやその他成人病の原因ともなっているので、“また血流と代謝か!”と思わず口から出そうになります。
だからこそ、しっかり理解していきましょう。
血液には「熱」を体全体へと運ぶ役割があります。
ということは・・・
血液の流れが悪くなれば、熱が届けられない→ → →身体全体が冷え込んでいくこととなります。
こうなると脳は身体全体へと熱を運ぶように指令を出すのですが、手先や足先は心臓から遠いために後回しとなってしまいがちで「指先などに冷えを生じてしまう」のです。
また、血流が悪化することでリンパの流れも滞りやすくなっており、老廃物が溜まりやすくなります。
この結果、さらに血流が悪くなり、末端冷え性の症状をさらに悪化させるという悪循環に陥ることもあります。
1-2 あなたの冷え性を簡単チェック
- 手先・足先だけに冷えを感じる
- 手先・足先がなかなか温まらない
- 足にむくみが生じやすい
- 風邪をひきやすい
- 寝るとき、手足が寒くて寝付けない
- 肌荒れを繰り返す
- 頭痛や肩コリを繰り返す
- 立ちくらみや貧血などを起こす
- 生理痛や生理不順など婦人科系症状
いかがでしたか?あてはまる項目が多ければもちろん大変です。
2,末端冷え性の原因
2-1 血行不良
血行不良は身体全体へと熱を届けづらい状態となってしまうことで冷えに直接的に結びついてしまいます。
また、血液は新陳代謝のために必要な酸素や栄養素を細胞へと届ける役割もあるため、血流が悪化することで代謝の悪化を招いてしまいます。
老廃物が蓄積することでリンパが滞り、さらなる血流の悪化を引き起こしてしまいます!
2-2 筋肉量の低下
筋肉は私たちの動作を可能とさせる役割のためだけに存在しているわけではありません。
筋肉は心臓から送られてきた血液を心臓へと送り返すポンプのような役割があります。
つまり!!筋肉量が低下してしまうと、本来あるべきように血液を循環させることができなくなり、血行不良へと通じてしまうのです!
2-3 ストレス
ストレスは万病のもとです!それらを感じる要因こそ個人差がありますが、ストレスによって身体が緊張することで血流が悪くなり冷えを招くこととなります。
3,オススメの改善方法
身体を温めることが冷え対策として有効なのは誰しもイメージしやすいのではないでしょうか。
以下に、身体をポカポカにするための方法をご紹介しますので、是非お試しください!
3-1 足元がキンキンに冷えて辛い!とむくみや冷えでお悩みの方
むくみで足がパンパンで太く見えるし重たいし・・・足元がキンキンに冷えて辛い!とむくみや冷えでお悩みの方
すっきり美脚になるためには、まずむくみを解消するのが効果的です。
今回はそんなあなたがむくみや身体の冷えのない生活ができるように、すっきり美脚になる簡単マッサージをご紹介します。
【やり方】
①麺棒に片足のせ、ひざを曲げて体重をかけるようにします。
②足指から土踏まずまでまんべんなくゴロゴロ転がします。
※痛い部分は時間をかけて念入りにやってみましょう。
③反対側も同じようにします。 ※両脚で1分以上がオススメです。
3-2 身体を温める内ももを引き締める筋トレ
筋トレで筋肉を身に付けることで身体のポンプ機能の強化につながり、血行やリンパの流れを促進させることができますが、筋トレをやったその日であっても効果が得られるのです!
筋トレをやった後の身体は、素早く酸素を供給しようと血流がアップします。ついでに内ももを引き締めちゃいましょう!!
内ももを引き締めたいけど、どうすればいいかがわからない・・服装を気にせず着たい服を着たい! なにか簡単にできる方法はないかな?とお考えの方のために 簡単にできる内もも引き締めトレーニングをお伝えします。
- 両足をつま先までピッタリとくっつけて立ちます。
- 足の親指に体重をかけて、両手を前に伸ばします。
- 息を吸いながら、両ひざを一緒に曲げ、お尻を引いていきます。 その時にひざがつま先より前にでないように注意しましょう。
- 息を吐きながら元に戻ります。
※内ももに負荷がかかるのを意識してみてくださいね。
※腹筋を意識して行いましょう。 是非やってみてくださいね。
3-3 ツボ押しで血流促進
身体のツボ押しはリンパをケアしたり、筋肉の機能をサポートするものでもあるため、血流も向上します。血行が良くなることで体中に熱が届けられやすくなることから身体が温まっていきます。
◎今日のツボ◎
【血海】
- 膝を伸ばした状態で、膝のお皿の部分から 内側に2.5cm上がった辺りにあります。
- 親指をツボにあて、30回程度押しもみます。
脂肪太りの解消、 肌のツヤをよくするのにも効果的です♡
【三陰交】
- 足の内くるぶしから指4本分上、すねの骨のすぐ後ろにあります。
- 椅子に腰掛け、足首を膝の上に乗せます。 POINT:右足→左手で、左足→右手で!
- 足と反対の手の親指をツボにあて、 足首をはさむようにもって30回程度押します。
3-4 お風呂で温まる
お風呂は熱で温まるだけでなく、湯船の水圧によってマッサージ効果も得られるので、身体を温めるためには最適な手段といえます。
3-5 食事
食べ物には身体を温めるものと、冷やすものがあります。
体を温める食材で有名なのは、人参・かぼちゃ・ごぼうなどの根菜類や、たまねぎ・りんご・ブドウなど暖色系のお野菜や果物が知られています。
身体を温めるとされる食材や飲み物を多く摂取するようにしてみてはいかがでしょうか??
4,まとめ
冷え性は冷えているといった症状に耐えるばかりでは何も改善しません。
昔からの体質だからと諦めることなく、まずは身体を温めることを実践してみてください。
きっと、これまでとの違いを感じることができると思います!
ストレッチや筋トレを自力で実践しづらいようなときには、整骨院やジムで専門家に指導してもらうと効果的ですね!!
著者
和歌山スマイルはりきゅう整骨院
院長 野鹿瀬 靖識
柔道整復師、鍼灸師、交通事故専門士、JCCA(コアコンディショニング)トレーナー
整体からトレーニング、骨盤・姿勢の矯正や美容鍼灸までオールマイティに施術する整体歴14年のベテラン。
【あなたが笑顔になれる整骨院】和歌山スマイルはりきゅう整骨院
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