足裏が痛い人が見落としがちな“お尻の筋肉”との関係

「足の裏が痛い」「歩くと疲れる」「よくふくらはぎがつる」

 

そんなお悩みを抱えていませんか?

 

足にトラブルがあると、まず靴や足そのものを疑ってしまいがちですが、実は「足の裏に負担がかかりやすい人」には、ある共通点があります。

 

それが、お尻の筋肉がうまく使えていないことです。

足裏ががんばりすぎている理由

お尻の筋肉は、歩くときにとても大切な働きをしています。

 

特に、

• 骨盤を支えて姿勢を安定させる

• 足を前に出すときの推進力を作る

• 地面からの衝撃を分散する

という役割があります。

 

でも、加齢や運動不足、座りすぎなどでお尻の筋肉がうまく使えなくなってくると…

 

足裏やふくらはぎがその負担分を“代わりにがんばる”ことになります。

 

すると、足の裏の筋肉や腱に負担がかかりすぎてしまい、「足の裏が痛い」「ふくらはぎがつる」といった症状が出てしまうのです。

こんな歩き方、していませんか?

以下のような歩き方のクセがある方は、お尻の筋肉が“サボりがち”になっているかもしれません。

 

• 歩くときに膝が内側に入っている(内股)

• 足裏がベタベタと床についている感覚がある

• 歩いていて体が左右にフラフラする

• つま先に体重がかかりやすい

• 靴の外側がすり減っている

こうした状態が続くと、足だけでなく全身に影響が出てきます。

「お尻の力を取り戻す」ことで足の負担は減る

お尻の筋肉(特に中殿筋・大殿筋)は、歩くときの姿勢を支える“土台”です。

 

お尻の筋肉がちゃんと働いてくれると、自然と…

• 歩行時の衝撃を吸収しやすくなる

• 足裏やふくらはぎががんばらなくてよくなる

• 姿勢全体が安定する

つまり、お尻が正しく機能することで足裏のがんばりが減り、症状の軽減につながるのです。

今日からできる!お尻を使う簡単アクション

壁プッシュでお尻スイッチON

1. 壁を背にして、かかと・お尻・背中を壁に軽くつける

2. その状態で、壁にお尻でグッと10秒押しつけてみる

3. 3回繰り返すだけ

お尻に「使われている感覚」が出てくると、歩くときにも自然と安定感が出てきます。

さいごに

足裏の痛みやつり、疲れやすさ。

その原因が「お尻の筋肉のサボり」だったなんて、ちょっと意外かもしれませんね。

 

でも、足が痛くなるのは“足のせい”だけではなくて、実は「がんばらされている結果」かもしれません。

 

今よりもう少し、身体全体のつながりに目を向けてみるだけで、毎日の歩き方や立ち方がグッと楽になることもあります。

 

不調のある場所にだけ目を向けず、「どこが助けを出せていないのか」という視点を持つことが、根本的な改善の第一歩になるかもしれません。

和歌山スマイル整骨院・整体院