肩こり頭痛が薬で治らない…40代女性に多い“首こり型頭痛”とは？

「肩が重いな…と思ったら、午後には頭がズキズキ」

「目の奥がジーンとして集中できない

「痛み止めも効かないし、マッサージしてもすぐ戻る…」

そんなお悩みを抱えていませんか？

実はこうした症状、首や肩の深部にある“筋膜”の緊張や、姿勢のクセ”が影響している可能性があります。

特に40代女性の事務仕事をされている方に増えている「首こり型頭痛」について、整体的な視点からやさしく解説していきます。

こんな症状、思い当たることはありませんか？

・午後になると頭がズキズキしてくる
・目の奥や首の横が重だるくてつらい
・肩こりは慢性的、天候が崩れると頭痛が起きやすい
・薬を飲んでもあまり変わらない

特に、座りっぱなしの仕事やスマホの長時間使用があると、これらの症状は現れやすくなります。

首の後ろや側面には、頭を支えるための筋肉や筋膜が集中しています。

長時間の同じ姿勢、画面を見つめる目の疲労、浅い呼吸などが重なると、これらの筋膜が硬くなり、血流が悪化。

すると、後頭部や目の奥を通る神経が過敏になり、頭痛を引き起こす原因になります。

また、猫背や巻き肩があると、首が前に突き出た状態になり、筋肉の緊張が増します。

薬やマッサージは、一時的に症状を和らげてくれます。

でも、数日後にはまた繰り返す…そんな経験はありませんか？

これは、根本的な原因である「体のバランス」や「姿勢」「筋膜の緊張」が残ったままだから。

短期的な対処ではなく、「どうしてその症状が起きたのか？」に目を向ける視点が必要です。

例えば

* パソコンの位置が少し高すぎることで、無意識に肩が上がっている

* 枕が高すぎて、首が後ろに反ってしまっている

* 呼吸が浅く、肩で息をしてしまっている

こうした小さなクセが積み重なると、頭痛につながります。

逆に言えば、小さな見直しが、症状を和らげるきっかけになることもあります。

• 1時間に1度、肩甲骨をゆっくり回してみる（3〜5回でOK）
• 入浴時、シャワーだけでなく“首の後ろ”にお湯を当てる
• スマホを見る時間を少しだけ短くする意識を持つ
• 呼吸に「音がしないくらいゆっくり」を意識する

どれも、特別な道具や準備はいりません。自分の体の声に、少し耳を傾けてみることが第一歩です。

頭痛は「体からの気づいてほしいサイン」かもしれません

頭痛に悩むと、「すぐに効く方法」や「とにかく止める手段」を探しがちです。

でも、それが何度も繰り返されているなら、体が“本当の原因を見てほしい”と伝えているのかもしれません。

生活習慣や姿勢、体の使い方を少しずつ見直すことで、痛みの出にくい体へと変わっていくきっかけになるかもしれません。

その頭痛、あなたの体が教えてくれているサインかもしれません