「四十肩・五十肩」は日本においてはポピュラーな症状の一つですが中高年になったら多くの人に発症する可能性があり、「時間がたてば自然に治るだろう」と安易に考えていたり、早く治すことを諦めていらっしゃる方も多いのが事実です。とはいえ、誰でもつらい痛みは少しでも軽くしたいですよね。
五十肩とは正式には肩関節周囲炎といいます。肩の関節周囲の軟部組織が固まってしまい、関節が動きづらくなってしまった状態のことを指します。
現在、痛みを抱えている人も、そうでない人も「四十肩・五十肩」の原因や対処法を知り、痛みに備えておきましょう。
五十肩や、四十肩。どんな痛みがあるのか
・洗濯物を干すような腕を上げる動作ができない。
・服を脱いだり着たりするのが痛みのせいで上手くできない。
・寝返りをすると痛みがでる。
・痛みが出る方の肩を下にして寝れない。
・整髪できない。(髪の毛をといたり、シャンプーするのがつらい。)
というのが多いと言われている症状です。
このような症状は、20代、30代のような少し若い年齢でも現れることもあります。
病院や整骨院を受診してみて状態・状況を把握しよう
まずはやってほしいセルフチェック
・以前から肩甲骨の動きが悪い
・肩を酷使してしまった
・運動不足ぎみである
・呼吸が浅い(腹式呼吸を行っていない)
次は動作でも一度チェックしていってみましょう。
・1腕を前から、耳の後ろまでまっすぐあげる
2手のひらを下に向け、腕を真横から真上に上げる
腕を太ももにくっ付けた状態から、真横に上げていきます。手のひらをひっくり返さずに
耳にまで肩がくっつくかチェックしてみましょう。
3腕を腰に回す
エプロンの紐を結ぶような動作はできますか?男性の場合は後ろポケットに財布を入れるような動作でもかまいません。
4腕を頭の後ろに回す
女性の場合は髪の毛をくくるような動作ですね。男性も後頭部を洗髪することができますか?腕を頭の後ろに回すような動作で痛みが出るかチェックしてみましょう!!
これら4つのような動作を行った際に、痛みを感じたり、なめらかに腕を動かすことができないといった場合は、四十肩・五十肩からくる痛みであることが疑われます。
痛みが出始める急性期
肩の動かせる範囲が著しく狭い状態が続く。急性期(炎症期)とは痛みが出始める時です。
このときの特徴としては3つあります。
急性期の期間の目安
急性期で押さえておきたい対処法
この五十肩・四十肩の急性期で大切なのは「安静にすること」と「冷やすこと」。
まずは痛みが起こるような動きをしないように気をつけましょう。日中は三角巾で腕を吊って固定させると楽に日常生活を送ることができます。最近は三角巾でなくても簡易に固定できるサポーターも販売されています。
この時期に無理をして肩を動かすと症状は悪化してしまうので、なるべく安静にするようにしましょう。仕事や家事でもできれば重い物を持つようなことは控えましょう。なるべく手伝ってもらったり工夫されることをオススメします。
急性期の痛みは炎症が原因の場合が多いので、「冷やす」と効果的です。炎症が強い時は関節が熱を鎮めようとしていますが対応しきれていない時期。なので氷などで冷やしてあげましょう。
保冷剤はあまり「冷やす」ことに効果を発揮しないので氷などの方がオススメします。
字の通り「冷たさを保つもの」であり「冷やす」ためのものではありませんからね。目安としては1回10分~20分程度冷やしましょう。
※患部の冷却は、強い炎症を鎮める為であり、必要以上に長い期間冷やし続ける事は、逆効果にもなりますので、自分の現状を医師・専門家と相談しながら行いましょう。
すぐに整形外科や治療院に行った方がいいケースとは
まとめ
著者
和歌山スマイルはりきゅう整骨院
院長 野鹿瀬 靖識
柔道整復師、鍼灸師、交通事故専門士、JCCA(コアコンディショニング)トレーナー
整体からトレーニング、骨盤・姿勢の矯正や美容鍼灸までオールマイティに施術する整体歴14年のベテラン。
【あなたが笑顔になれる整骨院】和歌山スマイルはりきゅう整骨院
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