62歳女性・変形性膝関節症と肩の動かしにくさの改善事例

【はじめに】

「歩くと膝が痛い」「肩が上がりにくくて着替えがつらい」そんなお悩みで来院された62歳女性の症例をご紹介します。

 

膝の痛みや肩の動かしにくさは、加齢だけでなく、体の使い方やバランスの乱れが大きく影響しています。

 

今回は整形外科やカイロプラクティックでは改善しなかった症状が、全身のバランス調整と正しい動作の習得により改善したケースです。

患者様の背景と主訴

• 62歳女性
• 左膝の痛みと右肩の動かしにくさ
• 半年前、ウォーキングをきっかけに膝に痛みが出るように
• 整形外科で「変形性膝関節症」と診断。リハビリ・マッサージを受けるも改善なし
• カイロプラクティックも通ったが変化を感じず
• 朝や仕事中に症状が強くなる
• 支えがあると立ち上がりやすい

当院での評価と考え方

初回カウンセリングと検査にて、以下の点が見つかりました

• 膝:内側へのねじれと荷重の偏りにより膝関節内側に過剰な負担が集中
• 股関節・足部:可動域制限と足趾の機能低下あり

歩行周期の中でエラーパターンがある

• 肩:肩甲骨と胸郭の動きが制限され、肩だけで動かすパターンに
• 骨盤と背骨全体のバランスの崩れにより、身体全体での代償動作が強く出ている状態

施術と経過

施術内容とアプローチ

1. 筋膜リリースと関節調整

→ 膝まわりの緊張緩和、足首・股関節・骨盤の動きを改善。

 

2. 肩甲骨と背骨の連動性の回復

→ 肩に頼りすぎず、全身で動かせるよう施術。

 

3. 動作指導と運動療法

→ 立ち上がり・歩行・肩の使い方を「正しい順番で動かす」意識で改善。

 

4. 自宅でできるセルフケア
→ 朝のこわばりに対して、軽いストレッチと足趾エクササイズを指導。

施術経過と変化

• 1ヶ月目

立ち上がりの動作がスムーズになり、「朝の膝のこわばりが軽くなってきた」と実感。

 

• 3ヶ月目
階段の上り下りが楽になり、肩の動作も「引っかかり感」が減少。可動域が広がる。

 

• 6ヶ月目
膝の痛みはほとんど気にならず、週に1度のウォーキングも楽しめるように。
肩も日常動作で困ることがなくなり、「服を脱ぐときに楽!」とのお声も。

【最後に】

膝や肩の痛みは、年齢や関節の変形だけではなく、体の使い方・バランス・筋膜のつながりが大きく関係しています。

 

和歌山スマイル整体院では、「正しい位置に整え、正しい順番で動かす」ことを大切にしながら、自然治癒力を引き出す施術を行っています。

膝痛・変形性膝関節症について詳しくはこちら

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