79歳女性|変形性膝関節症による夜間痛・階段での痛み・正座困難の改善事例

【はじめに】

「正座ができない」「階段を下るときに膝がズキッとする」「夜中に膝が痛んで眠れない」
年齢のせいだと諦めていませんか?

今回は、6〜7年前に変形性膝関節症と診断され、長年の痛みに悩まれていた79歳女性の改善事例をご紹介します。

【患者様の背景と主訴】

• 年齢・性別:79歳・女性

• 主訴:
・2〜3年前から右膝の痛みが再燃
・階段の上り下り、特に「下りるとき」がつらい
・正座ができない
・膝を真っ直ぐに伸ばすことができない
・夜中に膝の痛みで目が覚めてしまう

 

• これまでの対処:
・整形外科で「変形性膝関節症」と診断済み(6〜7年前)
・市販の痛み止め、湿布を継続使用
・サポーターを使用(安心感はあるが歩きにくい)

【当院での評価と見立て】

関節周囲の筋膜の癒着と可動域制限
• 長期間にわたる炎症や負担の蓄積により、膝関節まわりの筋膜が硬く癒着
• 膝の伸展制限(真っ直ぐ伸びない)が強く、正座や階段動作の際に痛みを生じやすい

 

夜間痛の要因として「循環不良」と「姿勢のアンバランス」
• 夜中の痛みは静止時の血流低下や、膝周囲のむくみが関係
• 股関節や骨盤の歪みにより、膝へ偏った負担が集中していた

【施術アプローチ】

1. 膝関節周囲の筋膜リリースと滑走改善
→ 特に内側広筋・膝蓋下脂肪体・膝裏の癒着を調整

2. 股関節〜骨盤のアライメント調整
→ 歩行や階段動作時に膝に負担が集中しないように連動を改善

3. 足底と足趾の機能改善
→ 足元の不安定さが膝への影響を強めていたため、足趾やアーチの動きを引き出す

4. 夜間痛・循環不良へのケア
→ リンパや静脈の流れを促進する手技と、寝る前にできるストレッチ指導

5. 正座や階段での動作改善
→ 段階的に負担を減らすための動きの再教育とセルフエクササイズを指導

【施術経過と結果】

• 1ヶ月目:
→ 夜間の膝の痛みが軽減し、途中で目覚めることが減少。階段の「下り」が少しずつ楽に。

 

• 3ヶ月目:
→ 朝起きたときのこわばりが改善され、膝の伸びが良くなる。正座への恐怖感も減少。

 

• 6ヶ月目:
→ 膝が真っ直ぐに近い状態まで伸ばせるように。階段を一段ずつ安定して下りられるようになり、現在は月1回のメンテナンス中。

さいごに

今回の患者様のように、年齢を重ねてからの膝の痛みや夜間のつらさは、「もう仕方がない」「年齢のせい」と思ってしまいがちです。
しかし、身体のバランスを整え、関節の動きを改善することで、日常の不安や痛みは大きく変えることができます。

 

和歌山スマイル整体院では、痛みのある場所だけでなく、その背景にある動きや姿勢、生活習慣まで丁寧に見つめることで、再発しにくい身体づくりをサポートしています。

 

「正座ができるようになりたい」「夜ぐっすり眠れるようになりたい」
そんな願いを、年齢に関係なく叶えられるよう、これからも寄り添った施術を続けていきます。

 

長年の膝の悩みでお困りの方は、どうか一人で抱え込まずにご相談ください。
“笑って歩ける毎日”のために、一緒に歩んでいきましょう。

膝痛・変形性膝関節症について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

和歌山スマイル整骨院・整体院