症例報告:53歳女性|左右の膝の痛み・変形性膝関節症・首痛の改善事例

はじめに

「立ち上がりや歩き始めが辛い」「寝ている時もうずく」「首も痛くて頭痛も…」
膝の痛みが長引き、首や姿勢の不調まで感じるようになった女性の改善事例です。

 

整形外科や鍼治療を受けても改善せず、怖くてセルフケアすらできなくなっていた状態から、安心して動ける身体へと回復していった過程をご紹介します。

患者様の背景と主訴

• 年齢・性別:53歳・女性
• 主訴:右膝の半月板損傷、左膝の痛みと臀部の痛み、2年前からの首痛・頭痛

症状の特徴:
• 曲げ伸ばしがスムーズにできない
• 立ち上がりや歩き始めに強い痛み
• 夜間もうずくような痛みあり(特に左膝)
• 患者様の希望:姿勢も含めて体全体の改善・正しいケアの方法を知りたい

これまでの対処

• 整形外科での診断:変形性膝関節症、右膝の半月板損傷
• ヒアルロン酸注射、マッサージ、電気治療、鍼治療
• 骨の薬を月1回服用
• ご自身ではストレッチやストレッチポールを試みたが、痛みが怖くて中止

当院での評価と見立て

• 骨盤の左右の高さが異なり、左右の膝に異なるストレスがかかっている状態
• 股関節・足首の動きに制限があり、膝が代償的に使われ過ぎている
• 姿勢の崩れから、首〜背中にも慢性的な負荷がかかっている
• 膝の曲げ伸ばしに関わる太もも前面の筋膜の癒着やねじれ

 

施術アプローチ

1. 膝周囲の筋膜リリースと関節調整
→ 大腿四頭筋・ハムストリング・膝窩部の癒着解放

 

2. 股関節・足首の可動性改善
→ 関節全体の「使い方のズレ」をリセット

 

3. 姿勢と首の調整
→ 骨盤・背骨・頸椎のバランスを整え、頭の位置の安定へ

 

4. 痛みが出ないセルフケアの指導
→ 安全な範囲でできる簡単な膝体操と姿勢トレーニングを提案

施術経過と変化

• 1ヶ月目:左膝のうずきが軽減し、寝返りの痛みが減ってくる

• 3ヶ月目:歩き始めの動作がスムーズに。日中の痛みの頻度が減少

• 6ヶ月目:しゃがみや階段も怖くなくなり、首や頭の重さも軽快。
→ 現在は月1回のメンテナンスで姿勢と膝の状態を安定維持中

さいごに

膝の痛みが続いていると、だんだん「動くのが怖くなる」ことがあります。
それがまた体の動きを制限し、さらに悪循環を生むことも少なくありません。

 

和歌山スマイル整体院では、症状のある部位だけでなく、身体のつながり・使い方・姿勢全体を見て改善を目指します。

 

ご自身のケア方法に自信が持てず悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。

膝痛・変形性膝関節症について詳しくはこちら

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