階段の昇り降りがつらい方へ|それ、膝ではなく股関節や骨盤の問題かも?

はじめに

「階段の上り下りがつらい」「特に降りるときに膝が痛む」——そんなお悩みをお持ちの方はとても多いです。

 

実はこの症状、膝だけに原因があるとは限りません。膝に負担をかけている本当の原因が“股関節”や“骨盤の歪み”にあるケースが非常に多いのです。

 

この記事では、膝に痛みが出る理由とその背景、そして整体で行うアプローチ方法について解説します。

膝に痛みが出る本当の理由

膝は「衝撃のクッション」としての役割を持つ関節です。

 

ところが、歩き方・姿勢・筋力バランスが崩れてくると、膝が本来以上の負担を強いられます。その結果、階段の昇り降りなど動作の中で痛みを感じるようになります。

 

特に注目したいのが以下の2つ:

① 骨盤の歪み
骨盤が傾くと、股関節や膝関節にも不自然な負荷がかかります。体の軸がぶれることで、片側の膝ばかりに体重がかかり、階段の昇降時に痛みが出やすくなります。

 

② 股関節の硬さ・可動域制限
股関節の動きが悪いと、膝が代わりに動いて補おうとします。すると膝の屈伸運動に余分な負担がかかり、痛みが出る原因に。

よくある間違い

「膝だけを施術している」

 

「膝が痛いから膝だけマッサージしてもらえばいい」

 

これは多くの方がやってしまいがちな考え方です。

 

膝そのものに炎症がある場合もありますが、根本的な原因が骨盤や股関節にある場合、膝への直接的な処置だけでは再発のリスクが高くなります。

 

整体では、「なぜ膝に負担がかかってしまっているのか?」という点を掘り下げて、体全体のバランスから整えていくことが必要です。

和歌山スマイル整体院のアプローチ

当院では、膝痛のある方に対し、以下の流れで施術を行っています。

 

1. 骨盤・股関節の調整
・骨盤の歪みを整え、左右のバランスを均等に
・股関節の可動域を広げ、膝にかかる負担を軽減

 

2. 筋膜リリースで膝周辺を緩める
・大腿四頭筋や腸脛靭帯、ふくらはぎなど膝周りの筋膜の緊張をほぐし、柔軟性を取り戻します。

 

3. 正しい動作指導
・階段の昇り降りの際に、膝とつま先の向きを合わせる意識
・重心のかけ方、姿勢の使い方を指導

60代男性。階段を降りる際に右膝に強い痛みがあり、整形外科では変形性膝関節症の初期と診断されていました。

 

当院で検査した結果、股関節の可動域の制限と骨盤の前傾によるバランス不良が主因と判明。施術では骨盤調整と筋膜リリースを行い、2ヶ月後には痛みが大幅に軽減。階段の昇降がスムーズになり、日常生活の動きも軽やかに。

まとめ

膝の痛み=膝の問題、とは限りません。実は骨盤や股関節の歪み、筋膜の硬さが膝の負担を増やしている可能性が高いのです。

 

和歌山スマイル整体院では、膝だけでなく体全体のバランスから見直し、根本から痛みを改善するサポートを行っています。

 

「階段がつらい」「膝が痛くて不安」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

膝痛・変形性膝関節症について詳しくはこちら

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