肩を上げようとすると痛みが走り腕が上がらない…。こんな症状のことを巷では「四十肩」「五十肩」と呼びます。
しかし、腕の痛みや腕があがらない原因は単なる加齢だけが原因ではないかもしれません!肩が上がらない原因をチェックして、改善していきましょう。
1.「腕が上がらない」症状の原因は?
腕が上がらない症状の原因はなんなのでしょうか。
まず、腕を90度くらい上げると痛みが生じるような場合。
これは腱板損傷と呼ばれ肩を上げる際に必要な筋肉(インナーマッスル)を痛めてしまっていることが考えられます。
最近は長時間パソコンを見つめる仕事も多く、プライベートではスマホをにらめっこ…なんて方も多いのではないでしょうか。
猫背の姿勢が続くと巻き肩になり、肩周辺の筋肉がこわばって腕を上げ下げする際に痛みが生じます。
若い方でも腕が上げられない、痛みがあるという場合は巻き肩の可能性が高いです。
腱板損傷、巻き肩の場合、人にサポートしてもらったりストレッチを繰り返すことによって腕を上げることができるケースが多いです。
腕が上がらない原因として多く考えられる四十肩、五十肩の場合は完全に上げることができない状態のため、混同しないようにしてください。
痛みはないものの腕を上げることができないという場合、原因は肩ではなく肋骨かもしれません。
肋骨がうまく動かなくなると周辺の部位である肩にも影響が出ることがあります。
よくある四十肩、五十肩の症状と自分の症状が違う…と感じたら「肋骨のゆがみ」の可能性も視野に入れてみましょう。
腕を少しでも上げようとすると痛むのが四十肩、五十肩です。これについては後のコンテンツで詳しくお話しいたします。
2.聞いたことはある?四十肩、五十肩とは
四十肩、五十肩とは、肩に痛みがあり腕を少しでも上げようとすると痛みが出るといった症状のことです。
40歳から50歳前後に発症することが多いためこのように呼ばれるようになりましたが、最近では若くても腕を上げる際に痛みを訴える方も増えてきています。
四十肩、五十肩の症状が出ると、最初は何をしていても痛みがあり、眠るのも難しいと訴える患者さんもいます。
痛みが出なくなったあとも肩の関節を動かすことが難しくなり、腕をあげる、肘の曲げ伸ばし、ひねるなどができなくなります。
誰かにサポートしてもらったり、徐々に伸ばせばあげられるといった場合は早めに改善するために施術を受けるようにすることをオススメします。
3.姿勢を見直して巻き肩を改善しよう!
まだ若いのに肩が痛い、腕が上がらない…もしかして四十肩や五十肩になってしまったの!?ショックを受ける方は多いかと思います。しかし、その原因は巻き肩かもしれません!
巻き肩は姿勢を正すことである程度解消されますので、今日から早速姿勢を意識してみましょう。
パソコンを使う際、猫背や前のめりになっていませんか?
あごを突き出したような状態を長時間続けるのも、肩や首に大きな負担となってしまいます。
反対に椅子に浅くこしかけ、背中を背もたれにべったりあずけているような状態も危険です。肩の力をまったく使わないので筋肉を衰えさせてしまいます。
椅子に座る際は背筋を伸ばしてあごを引き、肩の力を抜くようにしてください。
それだけでもかなり姿勢を改善することができ、巻き肩を防ぐことができますよ。
姿勢矯正、巻き肩矯正ベルトなんて便利なものも販売されています。
つけるだけで自然と姿勢を伸ばしてくれますので、つい姿勢を意識することを忘れてしまうという方は試してみるのもおすすめです。
4肩の痛みに効果的なストレッチ
肩の痛みをほぐし、腕が上がらないという悩みを解決させるためにはストレッチが効果的です。簡単にできるものをいくつがご紹介いたします。
4-1.背中の筋肉を伸ばすのポーズ
肩や背中を柔らかくしてくれます。
四つん這いになり、息を吐きながら上半身を後ろに引きます。その後息を吸いながらしっかり背中を丸めるようにして繰り返しましょう。
4-2.後ろで手を組む
立ち仕事でも座り仕事でも仕事中にできるストレッチをご紹介。
腰の後ろで手を組んでそのまま上げられるところまで上げます。
肩と胸を開き、肩甲骨を寄せるようなイメージで。巻き肩の方は最初はかなりキツいのではないでしょうか。
4-3.鎖骨をほぐす
かなり巻き肩が進行している場合は、ストレッチの前に鎖骨をほぐしてみましょう。
巻き肩になっていると鎖骨が埋もれてその周辺の筋肉もかなり凝っているはず。
鎖骨下のくぼみを指でゴリゴリ刺激してみてください。筋肉がほぐれ、ストレッチもしやすくなりますよ。
5.まとめ
肩が上がらない原因やその痛みを解消する方法、ストレッチ方法などをご紹介いたしました。
世間一般では、肩が上がらないことを四十肩、五十肩と呼びますが、普段の姿勢が腕を上げられない原因に繋がっているかもしれません。
正しい姿勢を意識するだけでも痛みや症状の緩和が期待できます。また、仕事中や疲れを感じたときは積極的にストレッチをして、肩周りの負担を軽減させてあげましょう.
著者
和歌山スマイルはりきゅう整骨院
院長 野鹿瀬 靖識
柔道整復師、鍼灸師、交通事故専門士、JCCA(コアコンディショニング)トレーナー
整体からトレーニング、骨盤・姿勢の矯正や美容鍼灸までオールマイティに施術する整体歴14年のベテラン。
【あなたが笑顔になれる整骨院】和歌山スマイルはりきゅう整骨院
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