症例報告:66歳女性・変形性膝関節症とふくらはぎの痺れの改善事例

患者様の背景
• 年齢・性別: 66歳・女性
• 主訴: 左右の変形性膝関節症、歩きにくさ、右ふくらはぎの痺れ
• 症状の特徴:
• 膝を曲げると膨らんだような違和感や膝裏の腫れ感。
• 痺れは4ヶ月前から出現し、病院で薬を処方されるも改善せず。
• 普通に歩けるようになりたいという希望を持ち、来院。

 

当院での施術内容

1. 初回のカウンセリングと評価:
• 膝の捻れや股関節・足首の連動性を確認。
• 女性特有の「内股になる動作習慣」が膝への負担を増していることを説明。
• 問題の認識を共有し、正しい膝の動き方を学ぶ必要性を提案。

2. 施術のアプローチ:
• 膝の捻れ改善: 筋膜リリースを用いて膝周辺の緊張を解消し、関節の正しい動きを促進。
• 骨盤と股関節の調整: 膝に負担がかかりにくい姿勢を作るため、全身のバランスを整える。
• ふくらはぎの痺れ改善: 神経の圧迫を軽減するため、腰椎と股関節の調整も併用。

3. 動作改善の指導:
• 正しい膝の使い方を指導し、負担の少ないしゃがみ方や立ち上がり方を練習。
• 膝とつま先が同じ方向を向く動作を意識するようアドバイス。

4. 心理的なアプローチ:
• 「内股が正しい」という固定観念を解消し、膝に優しい姿勢を意識できるように。

施術経過と結果

• 1ヶ月目: 膝の痛みが軽減し、歩行時の安定感が増す。ふくらはぎの痺れも少しずつ和らぐ。

• 3ヶ月目: 正しい膝の使い方が身につき、膝裏の腫れ感が軽減。曲げ伸ばしの動作がスムーズになる。

• 6ヶ月目: 痛みと痺れがほぼ消失し、普通に歩けるように。現在は月1回のメンテナンスで状態をキープ。

さいごに

膝の痛みを湿布や注射だけで改善しようとしても、なかなか良くならない場合があります。

また、「加齢が原因」「体重が原因」といった固定観念にとらわれず、痛みの本当の原因に目を向けてみましょう。

 

病院でできることと、当院でできることはそれぞれ役割が異なります。

当院では、投薬やレントゲンなどの画像診断は行えませんが、その代わりに「痛みを引き起こしている本当の原因は何か」を徹底的に評価し、アプローチしています。

 

痛みや不調に悩む方が、不安を解消し前向きに日常を過ごせるよう、これからも技術の向上を続け、丁寧な施術を心がけていきます。

和歌山スマイル整骨院・整体院