中腰になると腰や太ももが痛い…実は“使い方のクセ”が原因かも?

 

「中腰になるとズキッと痛む」

 

それ、使い方のクセに原因があるかもしれません。

 

荷物を持ち上げる、洗濯物を取る、靴を履く。

日常生活の中で“中腰になる瞬間”は意外と多く、そのたびに腰や太ももにズキッと痛みが走る…という方、少なくないのではないでしょうか。

 

実はその痛み、「筋力がない」からではなく、“体の使い方のクセ”からきている可能性があるんです。

中腰で痛みが出やすい人の共通点

次のような動作を無意識にしていませんか?

 

• 上半身だけを前に倒して、腰が丸まる

• 足の裏の重心がかかと寄り

• 膝を伸ばしたまま、腰で折りたたむようにしゃがむ

• 太もも前ばかりで支えている(お尻が使えていない)

 

これらはどれも、「腰と太ももに負担を集中させる使い方」です

「正しい姿勢」よりも、“バランス”の視点が大切

中腰で痛みが出ると、「正しい姿勢にしよう」と思いがちですが、本当に大切なのは “支えられる体勢を自然に取れているか” という点。

 

力の入れどころ、意識の向け方、バランスの取り方がうまくいくときは「正しい位置で正しい順番」で体を動かせます。

 

体が整ってくると、意識しなくても「腰に負担がかからない姿勢」が取れるようになります。

中腰でもラクになる!使い方リセットの3ステップ

Step1:膝と股関節を「一緒に」曲げる

まず意識したいのは、「膝だけ」でも「腰だけ」でもなく、股関節も一緒に曲げること。

 

ポイントは、お尻を後ろに引くようにしてしゃがむこと。

→ 重心が自然に体の中央に収まり、腰への負担が大幅に減ります。

 

Step2:太もも前ではなく「お尻と内もも」で支える

立ちっぱなしや中腰で太もも前がパンパンになる人は、お尻の筋肉が“眠っている”サインかもしれません。

 

少しお尻を締める・内ももを軽く意識するだけで、体幹の安定性が上がり、グラつきにくい姿勢になります。

 

Step3:「腰を動かす前に、息を吸う」

体を倒す動作をする前に、一度深く息を吸う。

それだけで、腹圧が高まり体幹が自然に働き、腰が守られやすくなります。

 

呼吸を止めたまま動くと、体は固まりやすく、負担が逃げ場を失います。

 

ぜひ“動く前に吸う”を意識してみてください。

無意識のクセに気づけたら、体は変わっていける

中腰の痛みを感じる方の多くは、「自分はこうやって動いていたんだ」と初めて気づくことが多いです。

 

でもその気づきが、実は回復の第一歩。

 

今までは気づかず“体をかばっていた”動き

→ これからは“体を助ける”動きへ

 

この切り替えができると、自然と動作のストレスも減り、「前より疲れにくくなった」「動き出しがラクになった」と感じる方が増えていきます。

さいごに

「中腰で痛いのは、筋力のせいじゃない。“使い方のクセ”が積み重なっていただけかもしれません」

 

ほんの少し動かし方を変えるだけで、体は驚くほど軽くなることがあります。

「昔からこういう動き方だから…」

「歳だからもう仕方ないかな…」

 

そんなふうに思っていた方にこそ、今日からの体との向き合い方をやさしく変えてみてほしいのです。

 

体は年齢ではなく、“使われ方”で変わります。

 

あなたの体がラクに動ける日常を取り戻せますように。

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