あなたの肩こりはいつからですか?1週間前?1年前?10年前?
あなたの周りでも肩こりに悩む人は多いのでは。
肩こりといってもたまにマッサージや自分で肩を揉んでも「一瞬楽になるくらい」で解消はしないのではないでしょうか。
そこで、肩こりを解消するためにも、少しずつ知識をつけて解消していただけたらと思います。
肩こりの典型的な4つの原因
信じられないかもしれませんが頭の重さは5~6キロもあります。
そんな重い頭を支えているが首と肩です。
厚生労働省の『国民生活基礎調査(平成19年)』によると、私たちが日常生活で自覚している症状のなかで、肩こりは女性では1位、男性では2位になっているほどです。
肩こりはとくに中年以降は骨や筋肉が弱くなるので注意が必要です。
肩こりだから放っておいても大丈夫と思っていると、コリが痛みに変わり何をするにもツライといった状態になりかねません。
肩こりの原因のなかで多くみられるのが、「同じ姿勢、眼精疲労、運動不足、ストレス」によるもので、4大原因とされています。
最近は、肩こりと血圧との関係も注目され始めました。
このように肩こりといっても原因はさまざまで、予防法も違ってきます。
自分の肩こりの原因や特徴を知ったうえで「より効果的な対策や予防策」を取るようにしてくださいね。
肩こりチェック
肩こりといっても人によって状況や痛み方も様々。
肩こりを改善していくためにもどのようなときに肩こりを感じているのかをチェックしてみましょう。
- 運動不足だと思う。
- 冷えを感じることが多い。
- 仕事で毎日パソコンを使う。
- 枕が高い、または低いと感じる。
- メガネやコンタクトの度が合っていない。
- 読書やパソコン作業中、気付くと猫背になっている。
- 長時間同じ姿勢で仕事をすることが多い。
- 寝転がってテレビを見ることが多い。
- 重い荷物を持ち歩くことが多い。
- シャワーですませる日が多い。
いかがでしょうか?上記のチェックに多く当てはまった方は日常生活で肩こりを誘発するきっかけを多く作ってしまっています。
肩こりはいろいろなときに辛い症状としてでてきます。
肩こりのツライ症状も放っておくとよくないことがあります。
頭痛やしびれ、顔の痛み、歯の痛みなど。
肩こりでお悩みだけどこんな症状があればすぐに整体や整骨院、病院にかかっていただく方がオススメです。
こんな肩こりは注意してください!!
- 寝ていても痛い
- 痛みが走る、周囲に放散する
- 胸の痛みや腹痛、背中の痛みを伴う
- 突然痛みが発症し、だんだん痛みが強くなっている
- 病院で肩の手当てを受けたがなかなか治らない
肩こりも放っておくことで徐々に体を悪くしてしまいます。
では、つぎは肩こりになる生活習慣をご紹介していきます。
肩こりの原因になってしまう生活習慣
1、運動不足
肩こりの原因の多くは運動不足にあります。
慢性的な肩こりや腰痛を解消するには、「軽い運動とストレッチ」で定期的に身体を動かすことが効果的ですね。
慢性的な肩こりや腰痛の多くは、長時間同じ姿勢でいることや運動不足による血液の循環不全が主な原因と言われています。
血液を全身に循環させる役割である筋肉を動かし、血流を促すことでこりや痛みを緩和させましょう。
ウォーキングや散歩など身体を温めた後に、10分程度のストレッチを行うことがオススメです。
肩甲骨まわりの筋肉を積極的に動かすことでさらに脂肪燃焼効果もアップします。大切なのは定期的な運動を心がけることです。
ポイント
1.運動不足が肩こり&腰痛の原因に
2.解消するには、まず筋肉を動かすこと
3.軽い運動で身体を温めた後のストレッチが効果的
2、同じ姿勢
肩こり・腰痛など身体のこりを感じるのは「パソコン作業で同じ姿勢をとり続けたとき(37.5%)」「猫背でスマホ(30.1%)」「キッチンでの立ち仕事(17.9%)」という調査結果*もあります。
ということは、同じ姿勢を続けることや姿勢の悪さにより肩こりや腰痛が引き起こされているケースが多いことがわかりますね。
*(データ提供:株式会社花王)
長時間同じ姿勢や悪い姿勢でいたりすると、肩や腰まわりの筋肉が硬くなり、血液の循環が悪くなります。
そうなると、疲労物質や痛みを引き起こす物質が血液中に滞り、肩こりや腰痛が引き起こされます。
とくに、スマホを操作するときは前傾姿勢になりやすく、肩や首の筋肉に大きな負担をかけてしまいます。
3、眼精疲労
眼精疲労(目の疲れ)はなぜおこる?
目を使うといえば、従来はテレビや読書程度でした。パソコン、携帯電話、携帯ゲーム機などが普及ようになり、あなたは常に目を酷使している状態かもしれません。
眼精疲労は、目が痛い、頭が重く痛い、圧迫感がある、目がかわく、ものが見えにくくなるなどの症状として現れます。
肩こりやめまい、胃の不快感が伴う場合もあり、非常につらいものです。
実はスマホやパソコンを見て情報を処理するのは、テレビを見るのとは比べ物にならないほど目を消耗させます。
まず画面の隅から隅まで視線を走らせ情報を収集、脳を働かせて意味を理解し、情報の取捨選択をし、必要ならば入力する……など、以外と多いこれらの動作を知らず知らずのうちに行っています。
また画面から発生しているブルーライト(青色光)が、視神経を過剰に刺激し、不眠や偏頭痛などの原因になるとも言われています。
多くの方は至近距離(15cm程度)でスマホを見ています。
このとき、目はほとんどまばたきをしていません。
まばたきの役目は情報をシャットダウンして視神経や目の筋肉をこまめに休めたり、涙を分泌して目が乾くのを防いだりすることです。
ちなみにふだん人間がどれくらいまばたきをするかというと、
女性は1分間に約15回
男性は1分間に約20回
と言われています。
それが全くなくなるのですから、目への負担はどのくらいかイメージしてみてください。
疲れそうですよね。
ちなみに眼精疲労が起きやすい方のチェック
- ストレスが溜まっているように感じる
- メガネやコンタクトの度が合っていない
- 細かい活字を長時間見続けた、パソコン作業や車の運転を長時間続けたなど
- 目に異常がある(屈折異常、老眼、ドライアイなど)
4、ストレス
ストレスに関しては「自律神経の乱れ」が大きく関係します。
自律神経には、日中の活動をつかさどる交感神経と、体の回復をつかさどる副交感神経のふたつで成り立っています。
この正反対の働きをするふたつの神経がバランスよく働くことで、健康は保たれています。
しかし、そこにストレスがかかると、自分の意志とは関係なく、自律神経のバランスが崩れて交感神経優位になり筋肉も血管も収縮し、この状態が長く続くと血行が悪くなり、肩がこりやすくなってしまうのです。
特に、責任感が人一倍強い人や完璧主義の人、まじめ過ぎる性格の人などは無意識に自分を追い詰めてしまいやすく、実際に受けているストレス以上にストレスを増幅させてしまう傾向にあるため、肩こりになりやすいとされています。
適度にストレスを発散させ、リラックスして過ごせる環境に身を置くことで、肩こりの軽減や緩和につなげることができます。
肩こり解消のためのポイントとは
1、昔ながらの「もむ」方法では肩こりは治りにくい
つらい肩こりを少しでも和らげようと、マッサージやカイロプラクティックなどのお世話になっている人は多いと思います。
しかし肩こりは揉むだけでは治りません。
マッサージなど揉む施術を受けても一時的に肩こりが緩和しても、その効果はなかなか長続きしないものです。
すぐに元に戻ってしまうどころか、場合によっては、いわゆる「もみ返し」などによって、それまでよりも状態が悪くなってしまうことさえあります。
2、筋膜の捻れや癒着を剥がすことが大切
慢性的なこりを解消するためには、その原因となっている筋膜がねじれたり癒着してしまったポイントを剥がすことが大切です。
3、体がスムーズに動くこと
普段から、ストレッチなどで体を動かしたり、正しい姿勢を心がけるようにすることも大事です。肩こり解消だけでなく、見た目にも美しくなっていきます。
外出の際は、ぜひ、ガラスに映る自分の姿勢をチェックしてみましょう。
では、カラダをスムーズに動かすことができるようにするためにも日々のストレッチなどを心がけてみてくださいね。
自宅や外出先でも簡単にできるストレッチをご紹介
【肩こり解消!わきの下のストレッチ】
【肩こり解消!わきの下のストレッチ】のやり方はもちろん、ポイントもしっかりとお伝えしていきますね
①両足を肩幅に広げ、タオルの両端を持ちバンザイします
②横に身体を倒し、脇腹を伸ばします
★背中を丸めないようにして、できる限り真横に身体を倒しましょう
★腰や肩などに痛みがある方は無理をしないようにしてください
③反対も同じように行います
★左右10回からまずは始めてみましょう
簡単なストレッチとなっていますので是非毎日続けて下さいね
仕事の休憩時間で簡単にできる肩こりに効果的なツボの押し方
【外関】(がいかん)
体のだるさや目の疲れ、自律神経の調節にも効果的です。
~場所~
腕の手の甲側で手首から指3本分の所にあります。
~方法~
1、反対側の手で腕をつかみ、親指の腹を腕の手の甲側で手首から指3本分の所に当てます。
2、ゆっくり力を加えていきます。
POINT 強く押しすぎず、気持ちいいと感じる強さで押しましょう
3、押す時に息を吐き、息を吸うときに力を抜く。これを左右ともに1分繰り返しましょう。
ぜひ1度やってみてくださいね
まとめ
肩こりは治らない、肩こりとは10年以上の付き合いだから。と諦めている方はとても多くおられます。
しかし、肩こりは改善することができます。まずは日々の積み重ねになりますがすが今回ご紹介させていただいたストレッチやツボ押しから始めてみてください。
著者
和歌山スマイルはりきゅう整骨院
院長 野鹿瀬 靖識
柔道整復師、鍼灸師、交通事故専門士、JCCA(コアコンディショニング)トレーナー
整体からトレーニング、骨盤・姿勢の矯正や美容鍼灸までオールマイティに施術する整体歴14年のベテラン。
【あなたが笑顔になれる整骨院】和歌山スマイルはりきゅう整骨院
☎ 073-461-5088
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