「膝が痛いのは、もう年だから」…本当にそうでしょうか?
「立ち上がるとグキッと膝が鳴る」
「長く歩くと膝の内側がズーンと重くなる」
「じっとしていると逆にジワジワ痛い」
そんな膝の違和感や痛みに、「年齢のせい」と片づけていませんか?
でも実は、膝は年齢だけで壊れるものではありません。
体の使い方やクセ、過去のケガ、長年の積み重ねが関係しているケースがとても多いのです。
「がんばった日ほど膝が痛い」の意味
ある70代の方は、長年ストレッチを続けてきた方でした。
ですが、仕事でよく歩いたり、重いものを持った日は膝の痛みが強くなり、逆に休み明けは不思議と楽になる、とおっしゃっていました。
これは“がんばったから痛む”のではなく、「体のバランスが整わないままがんばった」結果として現れていたのかもしれません。
膝は「単独で壊れる場所」ではない
膝は、上は股関節、下は足首に挟まれた関節です。
つまり、膝そのものが悪いというより、膝に負担が集まる“体の流れ”があるのです。
• 骨盤が歪んでいる
• 足首が硬く、衝撃を吸収できない
• 股関節が動きにくく、膝に頼りすぎる
• かばう歩き方がクセになっている
こうしたバランスのズレが重なったとき、膝に「痛み」というサインが現れます。
動いているときではなく、じっとしていると膝が痛くなる方も少なくありません。
この場合、筋膜の緊張や血流の滞りが関係していることが多いです。
長年のクセで膝周囲の筋肉が硬くなり、動かないことで余計に循環が悪化。
結果、座っているだけでもジクジクとした不快感が出てきてしまうのです。
「ラジオ体操」や「ストレッチ」は万能ではない?
日頃から体操やストレッチを続けているのに、膝の痛みが改善しない。
そんな時は、「体操の仕方」が合っていない可能性があります。
体が歪んでいるまま動かすと、むしろ不安定な関節に負担がかかってしまうことも。
大切なのは、正しいポジションで動くこと。無理なく、体が整う方向へ導く動きを選ぶことです。
さいごに
「じっとしてると膝が痛い」の背景には…気づけた時から、体は変わり始める
膝が痛いのは、体が「気づいてほしい」と伝えてくれているサインかもしれません。
それを「歳だから仕方ない」と受け流すか、「何が原因か探してみよう」と耳を傾けるかで、これからの体の未来は大きく変わってきます。
体は“結果”として痛みを出します。でも、その背景には“理由”が必ずあります。
それに気づけたときから、痛みは変化しはじめます。
この記事に関する関連記事
- 側湾症は「背骨の歪み」だけじゃない?見落とされやすい“体のつながり”とは
- 側湾症で手術が必要なケースとは?──判断基準と治療の選択肢を専門的に解説
- 側湾症かも?背骨のゆがみを感じたら知っておきたい、身体の仕組みと整え方
- 側湾症と肩こり・腰痛の意外な関係──背骨だけを見ないアプローチとは?
- 側湾症とは?原因・症状・治療法を専門的に解説
- 手術が必要なケースとは?側湾症の判断基準をわかりやすく解説
- 「子どもの側湾症、大人になっても治るの?」親御さんの不安に寄り添う考え方
- 側弯症の診断に欠かせない“Cobb角”とは?知っておきたいレントゲンの見方
- 「もしかして側弯症?見逃されやすい初期サインと体のSOS」編集中
- 脊柱側弯症の見逃されやすい初期症状とは?早期発見のためのポイント
- 脊柱側弯症の初期症状を見逃さないために──親子で気づくカラダのサインとは?
- 「側湾症=背骨の歪み」だけじゃない?“体のねじれ”に注目すると見えてくる改善のヒント
- 「Cobb角って何?側弯症のレントゲンの見方をやさしく解説」
- 「なぜ成長期に側弯症が進行しやすいの?―その理由と気づき方」
- なぜ?成長期に側弯症が進行しやすい本当の理由
- 軽度の側弯症は“様子見”で本当にいいの?見落とされやすいポイントとは
- 「側弯症の検査、何をするの?初めての診察で知っておきたい流れと注意点」
- 医療機関での「側弯症検査」ってどんな流れ?事前に知っておきたいこと
- なぜ女性に多い?側弯症と性別による特徴の違い 編集中
- 軽度の側弯症、様子見で本当にいいの?“今できること”を考える
- 「なぜ女性に多いの?側弯症と性差の意外な関係」
- 放っておくと大変なことに!子供の姿勢の悪さが引き起こす3つの問題と対策





お電話ありがとうございます、
和歌山スマイル整骨院・整体院でございます。