放っておくと大変なことに!子供の姿勢の悪さが引き起こす3つの問題と対策

 

 

子供の姿勢が悪いと見た目にも美しくありませんし、しつけもされていないのではと他人から評価されがちです。

 

猫背の人は案外と多いからとそのままにしておくと、子供の身体の発育や頭脳の成長にも悪影響を及ぼす可能性があります。

 

こちらの記事を参考としながら子供の姿勢について考えてみましょう。

 

 

1,子供の姿勢チェック

 

まずは子供の姿勢を確認してみましょう。

 

 

 

 

目で見て姿勢が悪いように思える場合は一度チェック方法をお試しください。

 

1、壁にかかとをつけて、真っ直ぐに立たせます。

2、そのまま、頭と背中を壁にくっつけてみてください。

 

 

かかと・お尻・肩甲骨、頭が壁にくっついていて腰と壁の間に少し隙間があり、背骨が緩やかなS字となっているため、正常な姿勢といえます。

 

肩甲骨が壁についていなくて、かかととお尻がついているようであれば猫背やストレートネックの疑いがあります。

また、頭と肩甲骨が壁についているのに腰やお尻が壁につかない場合には反り腰である可能性もあります。反り腰も猫背の一種とされています。

 

以上のように、簡単なチェック方法で猫背であるかどうかを判別できます。

 

 

2,なぜ猫背になるのか?歪みの原因

 

お座りできるようになった頃はピンと背筋を張っていたはずなのに、それが猫背になってしまう原因は何なのでしょうか。

 

まず挙げられるのは悪い姿勢がどんな状態なのか気づけていないことです。

 

人間は誰でも無意識に楽な姿勢をとろうとします。

大人の場合は自分の姿勢が悪いことに気付くとそれを正そうとします。

 

しかし、子供は自分の姿勢が悪いということを自覚しづらい上に気づかないのです。

 

 

 

 

これが子供が猫背となる原因とされています。

 

また、子供は勉強をしたりゲームをしたりするときなど、前かがみでいたり椅子に浅く座っている時間が多い傾向にあります。

 

この結果、姿勢が歪んで猫背となりやすくなり大きく成長し骨盤のゆがみから体を痛めてしまうのです。

 

前かがみでいたり椅子に浅く座っているような姿勢は筋力をできる限り使わない身体の省エネ的な姿勢となっており、それに慣れてしまうと当然に筋力の低下を招きますので余計に猫背の悪化を促してしまうこととなります。

 

 

 

 

 

*子供が単なる猫背だと思っていてもまれに「側湾症」と呼ばれる背骨の疾患が隠れている可能性もあるので注意が必要です。

 

側湾症は背骨が横に曲がり、ねじれが加わった状態で肋骨など胸の骨格を変形させることで呼吸機能の低下を引き起こすこともあります。

 

 

 

背中の片側だけが盛り上がっていたり左右で肩や腰のくびれの位置が違ったりするような場合には専門家に診てもらいましょう。

 

3,歪みを放っておくと…

 

 3-1集中力の低下

 

精神論のように感じてしまうかもしれませんが、姿勢が悪ければ目の前のことに集中できていないことが多くあります。

 

しかし、これは大規模な調査によって姿勢がいいほど正答率が高いという結果も公表されています。

 

 

 

 

 

この調査は難問を出したわけではなく、洞察力を確認する性質のものであったため、まさに集中力の有無を確認できるものであったのです。

 

 

 3-2筋力の低下

 

猫背の原因として筋力の低下が挙げられますが、両者は悪い意味での相乗効果を引き出してしまいます。

 

筋力が低下しているから猫背となってしまい、猫背となっているから余計に筋力を低下させてしまうのです。

 

 

 

 

 

この悪循環がループすることによって、背筋や腰回りをはじめとする筋肉が十分に育まれないこととなってしまいます。

 

 

 3-3背が伸びにくくなる

 

猫背は内臓を圧迫し血流やリンパの流れの悪化を引き起こすため、身体のいたるところに不調を抱えやすくなってしまいます。

例えば子供なのに肩コリや腰痛に悩まされている事例は多くなってきています。

 

これらの影響は子供の成長の阻害に直接的な影響を及ぼします。

循環の悪化は身体の隅々まで十分な酸素や栄養が行き届かないことを示しますので、身体の健全な発育にはつながりづらく、大きくなれないとされています。

 

 

4,ゆがみを治すには

 

子供の姿勢を正すためには、親が積極的に良い姿勢であるときに褒めてあげましょう!!

 

 

言い換えれば、姿勢の教育ですね。

 

 

 

  • 椅子の背もたれにもたれかからないように座る
  • 脚の裏をしっかり床につける
  • お腹・お尻を引っ込める
  • 胸を開いて肩の力を抜く
  • 頭のてっぺんが天井に引っ張られるイメージで顎を引く

 

これらのような姿勢をとるように、子供に良い姿勢を教えてあげましょう。

*ただし、注意するのは子供でも理解できるようにわかりやすく伝えることです。

 

なかなか正しい姿勢についてのコツを言葉で表現できない場合には、整骨院へ行ってみるといいかもしれません。整骨院では誰にでもわかりやすい説明をしてくれますので、きっと参考になるのではないかと思います。

 

 

子供でも簡単にできる気!猫背解消法!!

 

 

 

① 胸の筋肉をほぐすストレッチ

背中で両手を組みます。組んだ両手を遠くへ伸ばし、胸を軽く張りましょう。

肩の緊張感を抜いて肩甲骨を意識的に動かしましょう。

ゆっくりと呼吸で20~30秒かけてストレッチを2セットして行きましょう。

 

② 首の筋肉をほぐすストレッチ

首を右(左)に倒します。

右手(左手)を左頭(右頭)のこめかみあたりにおき、軽く頭を倒すのを補助するように引っ張りましょう。

 

③ 肩甲骨ストレッチ

両手を上へあげます。

手のひらを外側に向け、肘を曲げながら手を下していきます。

ポイントは、肘を体の側面より後ろに引くことです!

 

④ お腹の筋肉をほぐすストレッチ

うつ伏せで床に横になります。

胸の横に手をつき上半身を起こします。

この時、おへその下あたりまで床から離してみましょう。

おなか周りが伸ばされている感覚を感じながら20~30秒のストレッチを2セットしましょう。

ポイントは肩の力を抜いて目線は天井を向くことです。

 

⑤ 太ももの裏・おしりのストレッチ

仰向けで横になります。

右足(左足)の裏(難しければ膝)を抱えて左右の足を20~30秒引っ張ります。

また、かかとが内側にくるように膝を外側に曲げて膝・かかとを持ちましょう。

かかとを持つ手を胸の方に寄せるようにして、太もも裏の付け根からおしりにかけてストレッチして行きます。

左右20~30秒かけてストレッチしましょう。

 

 

5,まとめ

 

大切な我が子だからこそ、美しい姿勢を保つことのできる大人へと成長してほしいものですよね。

 

もし言葉で姿勢が正せないのであれば、整骨院へと連れていくことがオススメです。

 

 

 

 

痛みのある施術をする整骨院は少なくなっており、子供であっても本人のコンディションにあわせた施術をしてくれるところが多くなっています。

 

 

 

 

著者

 

和歌山スマイルはりきゅう整骨院

院長 野鹿瀬 靖識
柔道整復師、鍼灸師、交通事故専門士、JCCA(コアコンディショニング)トレーナー
整体からトレーニング、骨盤・姿勢の矯正や美容鍼灸までオールマイティに施術する整体歴14年のベテラン。

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