67歳女性|長年続く左膝の痛みと立ち上がり動作の改善事例

症例報告:【はじめに】

「しばらく座っていると、立ち上がる時に膝がうまく伸びない」

「ヒアルロン酸注射や薬では良くならず、不安な日々を過ごしている」

 

そんな声を多く伺います。今回は、12〜13年前から続く左膝の痛みと、立ち上がり動作の改善を目指して来院された67歳女性の症例をご紹介します。

患者様の背景と主訴

• 年齢・性別:67歳・女性

• 主訴
• 左膝の痛み(12〜13年前より)

• 立ち上がり直後に膝がまっすぐ伸びず痛む(すぐに和らぐが毎回不安)

• 整形外科で変形性膝関節症と診断(約1年前)

 

• 生活での支障
• 長く座った後の立ち上がりがスムーズにできない

• 急に立ち上がると膝に痛みが走る

• 家事の際にもスムーズに動けない場面が増えてきた

 

• これまでの対処法

• 病院でヒアルロン酸注射(4年前〜2023年12月まで)

• 痛み止めの服用、湿布の使用

• ご自身でヨガ・体操・身体を伸ばすセルフケアを継続

当院での評価と見立て

膝関節そのものの問題だけでなく、動作の連動性に原因

 

• 長時間の座位により股関節・足関節の動きが固まり、立ち上がり時に膝へ過度な負担が集中

• 太もも前面(大腿四頭筋)の硬さと筋膜の癒着により、膝が伸びにくい状態

• 足のアーチ低下や体幹の不安定性から、膝への衝撃吸収ができていない

 

膝を「まっすぐに伸ばす」ことに不安がある

• 膝を完全伸展する直前に「ズキッ」と痛むため、本能的に力が入らず、立ち上がりが不安定に

• 身体のバランスを崩す恐怖感が、動作全体のぎこちなさにつながっていた

施術アプローチ

1. 膝関節周囲の筋膜リリースと関節調整

→ 特に内側広筋・膝蓋下脂肪帯まわりの癒着を除去

 

2. 股関節・足首との連動改善

→ 正しく膝を曲げ伸ばしできる「動作パターンの再教育」

 

3. 骨盤・体幹の安定性を高めるアプローチ

→ 膝への負担を軽減するための「全身バランス調整」

 

4. 正しい立ち上がり方・歩き出しのトレーニング

→ 「パッと立ち上がると痛む」動作への不安を解消

 

【施術経過と結果】
• 1ヶ月目
→ 立ち上がり時のズキッとした痛みの頻度が軽減
→ 動き始めの怖さが徐々に減少

• 3ヶ月目
→ 動作がスムーズになり、座ってからの動き出しが楽に
→ 膝を真っ直ぐに伸ばす感覚が戻ってくる

 

• 6ヶ月目以降
→ 膝の痛みが気にならなくなり、自然と膝が伸びる状態へ
→ 月1回のメンテナンスで安定した状態を維持中

さいごに

長年の膝の痛みでも、膝だけでなく身体全体のバランスを整えることで、回復への道がひらけます。

 

和歌山スマイル整体院では、注射や薬に頼らず、「自然治癒力を高める施術」「動作と在り方の改善」を通じて、痛みに悩まない生活をサポートします。

 

「もう年齢のせいだから仕方ない」と諦めず、ぜひ一度ご相談ください。

膝痛・変形性膝関節症について詳しくはこちら

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