46歳女性|膝痛・股関節痛・腰痛を伴う変形性膝関節症の改善事例

はじめに

「ずっと座っていると膝が痛い」「正座や階段で痛みが出る」

 

整形外科や他の整体に通っても痛みが変わらない…。そんなお悩みを抱える方は多くいらっしゃいます。

 

今回は、右膝の変形性膝関節症、股関節や腰にも痛みが広がっていた46歳女性の症例をご紹介します。

患者様の背景と主訴

• 年齢・性別:46歳・女性

 

主訴
• 右膝と足の痛み(2〜3ヶ月前から)

• 正座・立ち座り・階段昇降・同じ姿勢後の動作開始時に痛む

• 左股関節のつけ根に痛み、足がつりやすい

• 左膝から「ポキポキ音」が鳴ることがあり、正座で痛みが持続する

• 腰痛も併発(今年に入ってから)

 

• 既往・対処歴

• 整形外科で水を抜く処置、レントゲン検査(異常なし)

• 現在も別の整体に2年間通院中だが改善が見られない
• セルフケアは特に行っていない

これまでの対処

整形外科では「変形性膝関節症」と診断され、水を抜いて経過観察。

 

別の整体に継続的に通っているものの、「良くなっている感じがしない」と不安を抱えて当院を受診されました。

当院での評価と見立て

膝関節局所の問題に加え、全体のバランス崩れが顕著

• 右膝の可動域制限と筋膜の癒着

• 左股関節と膝の連動不良(負担の左右差)

• 長時間の同じ姿勢や正座で痛みが出るのは、関節支持力と柔軟性の低下が原因

• 骨盤と腰部のバランスが崩れ、腰痛や足のつりも併発

 

施術アプローチ

1. 膝まわりの筋膜調整とアライメント補正
→ 特に内側広筋・ハムストリングスの滑走性改善

 

2. 骨盤・股関節の動きの連動改善
→ 立ち上がり・正座・階段昇降の負担分散

 

3. 足部のバランス調整と足趾機能強化
→ 足の着地や足指の使い方が膝への負担を左右するため調整と運動療法を導入

 

4. 腰部の安定化と体幹機能の再教育
→ 慢性的な腰痛予防と、全体の負担軽減を目的に

 

5. 動作改善のトレーニングと日常指導
→ 正しい階段昇降、立ち座りの重心移動方法などを実践指導

施術経過と結果

• 1ヶ月目
→ 階段昇降時の痛みが軽減。正座時の痛み時間が短縮。股関節のつまり感も軽減。

 

• 3ヶ月目
→ 朝の動き出しが楽に。長時間の座位後でもスムーズに立てるようになる。足がつる頻度も減少。

 

• 6ヶ月目
→ 膝の可動域が広がり、正座が日常的にできるようになる。腰痛も感じることがほぼなくなる。

現在は、月1回のメンテナンスで体のバランスを整え、再発予防を継続中。

膝痛・変形性膝関節症について詳しくはこちら

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