その歩き方、大丈夫?膝や腰に負担がかかる人の“お尻と体の使い方”チェック

「歩くたびに膝や腰がつらい…年齢のせいだと思っていました」

 

実はこのような声、非常に多いんです。

• 歩くとすぐに膝が痛くなる

• 階段の上り下りで太ももがパンパン

• 長く歩くと腰に疲労感がたまってくる

• 歩いていて、なんとなく“ふらつく”ような気がする

 

もしあなたにも似た感覚があるなら、「歩き方のクセ」と「お尻の筋肉の使い方」を見直すだけで、体がぐんとラクになるかもしれません。

なぜ“お尻の筋肉”が重要なの?

お尻の筋肉(特に大臀筋)は、歩く・立つ・支えるなどあらゆる動作の“土台”です。

 

でもこの筋肉、普段から意識していないとどんどんサボるんです。

 

お尻が使えないと…

 

• 股関節の動きが悪くなり

• 太ももやふくらはぎばかりに負担が集中し

• 最終的に膝・腰・足首の痛みへとつながっていきます

カンタンにできる!お尻の筋肉チェック法

① 仰向けで膝を立てて、お尻を持ち上げてみる

 

→ お尻の筋肉を使っていれば「お尻で持ち上げる」感じがします

→ 太もも裏や腰にばかり力が入る人は、お尻がサボっている可能性大

 

② 椅子に座って、片足ずつまっすぐ上げてみる

→ グラつく場合、体幹とお尻の安定性が低下しているかも

実は、“歩き方”にも影響する

 

お尻が使えない人は、歩くときにもこんなクセが出やすくなります

 

• 足を前に「出す」ことばかり意識して、後ろに蹴り出せていない

• 足の外側に重心が寄りがち

• 膝が伸び切ってしまい、クッション性がない

• 上半身が前のめりで、重心が崩れている

 

結果、歩くだけで関節に負担がかかり「歩く=痛い」になってしまうのです。

今日からできる、歩き方の整え直し

①足裏の“通り道”を意識
かかと → 足の真ん中 → 親指の付け根へと体重移動させましょう。

 

②蹴り出しを意識
「前に出す」より「後ろ蹴る」感覚でお尻から動くイメージに。

 

③立ち方から整える
足裏(とくに踵)を全部つけて、内もも&お尻に軽く力を入れて立つと自然な姿勢に。

 

④信号待ちストレッチ
軽くかかとを上下に動かして、ふくらはぎと足首も刺激しておくと◎

 

「歩くこと」は、年齢を重ねた体にこそ重要なセルフケア

 

人は、「歩き方が崩れた瞬間から、不調が広がる」と言われるほど、歩行は体全体の状態を映す鏡。

だからこそ、ただ「運動しましょう」ではなく、“正しく動ける体に整えてから、動く”

この順番が、とても大切なんです。

さいごに

「お尻の目覚めが、体の土台を変える」

 

年齢や痛みのせいで歩くのがつらくなった方にこそ、知ってほしい視点です。

 

歩ける体は、“筋トレ”ではなく“使い方の見直し”から始まります。

 

まずは今日、歩くときに「お尻、ちゃんと動いてるかな?」と少しだけ意識してみてください。

それが、変化の第一歩になるかもしれません。

膝痛・変形性膝関節症について詳しくはこちら

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