症例報告:35歳男性・ランニング中の右膝の痛みと膝蓋下脂肪帯の問題の改善事例

要約文:
患者様の背景
• 年齢・性別: 35歳・男性
• 主訴:
• ランニング中の右膝の痛みと関節の引っかかり。
• 特にランニング時の着地時に痛みを感じ、1キロを走ると必ず痛みが出る。
• 診断: 病院で「膝蓋下脂肪帯の問題」と診断され、「良くなることはない」と言われる。
• 既往歴: 手術の検討を勧められ、痛み止めの注射と薬の服用。整骨院での週2回のマッサージを半年間継続するも改善なし。
• セルフケア: 自宅でストレッチを継続するが効果を実感できず。
• 目標: フルマラソンに挑戦したい。

 

当院での施術内容

1. 初回のカウンセリングと評価:
• ランニングに関わる動作や歩行周期から歪んでいる箇所を確認し、痛みが出る着地のタイミングや足の使い方を確認。

• 骨盤や股関節、膝、足首のアライメント(整列)の乱れを特定。特に着地時の膝の負担が増加する動きが確認される。

 

• 痛みの原因を膝単体の問題としてではなく、全身のバランスや動作の連動性から評価。

・当院の評価では膝蓋下脂肪帯に問題があって痛みが出現しているものではないと判断。

2. 施術のアプローチ:
• 筋膜リリース: 膝周辺の筋肉の緊張を解放し、関節の引っかかりを軽減。

• 骨盤・股関節の調整: 着地時の膝への負担を減らすため、骨盤の歪みを整え、股関節の可動域を改善。
• 動作改善: ランニング時の着地の仕方、足の使い方を指導し、膝に負担が集中しない動きを習得。その上、本人が体感して理解できるような膝痛改善プログラムを行なった。

3. セルフケア指導:
•ランニング前後に行う膝周辺のケアストレッチを提案。
•ランニング時の目線、姿勢によっての膝痛が出現した際の対応方法も指導

施術経過と結果

• 1ヶ月目: ランニング時の痛みが軽減し、5キロ程度のランニングが可能に。

• 3ヶ月目: 着地時の膝の引っかかりが改善し、10〜20キロ以上のランニングでも痛みが出なくなる。ハーフマラソンに参加。

• 6ヶ月目: フルマラソンに向けたトレーニングを開始できるまで回復。膝の痛みはほぼ気にならない状態に。その上、少しでもタイムが伸びたらという意欲も出現。

• 現在: 1年経過時には月1回のメンテナンスを継続しながら、フルマラソンへ2回挑戦。その後半年間月に1回の通院を経て通院終了。

さいごに

膝の痛みや違和感を抱えながらも、「目標を諦めたくない」「もっと快適に体を動かしたい」と感じている方は少なくありません。膝の症状には必ず原因があります。

 

当院では、その原因を丁寧に評価し、根本的な改善を目指した施術を提供しています。

どんな小さな不安や痛みでも、一度お気軽にご相談ください。目標達成を全力でサポートさせていただきます。これからも、皆さまが健康的で充実した日常を送れるよう、技術の向上を続けてまいります。

和歌山スマイル整骨院・整体院